- ハル研究所ってよくゲームに出るけどどんな会社かわからない
ハル研究所を皆さんはご存じでしょうか?
ハル研究所とは、任天堂とタッグを組んで星のカービィシリーズや大乱闘スマッシュブラザーズシリーズを作った、任天堂となじみの深いゲーム開発会社です。
本記事では、ハル研究所の特色や働く方を紹介します。
この記事を読めば、大分マニアックなところまでハル研究所のことがわかります。
実は1度、資金難に陥ったことがあります。
その時、当時プログラマーだった岩田聡氏を社長とすることを条件に、任天堂はハル研究所に資金援助を行いました。
その岩田氏は、ハル研究所の社長を経て、山内氏の後を継ぎ、任天堂の社長に就任します。
そして、ニンテンドーDS,Wiiなどのヒットにつなげていきます。
ハル研究所で働く方は、ディレクターの桜井氏(現在は退社して独立)、熊崎氏、サウンドスタッフの石川氏、安藤氏、酒井氏、大原氏などが有名です。
詳細は、以下の記事を読んでみてください。
この記事を書いた私のプロフィールは、以下の通りです。
<遠藤ティムのプロフィール>
- ファン歴30年オーバーの任天堂ファン
- 遊んだニンテンドースイッチのゲームは100本以上
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- ゲームの腕はいまいち
の任天堂ファンブロガー&ゲーム解説者。
私は30年以上任天堂ファンをしてきました。
すべての任天堂ファンに役立つ情報をお届けします。
ハル研究所とは
ハル研究所は、任天堂とタッグを組み、多くの任天堂ブランドの商品の開発を手がけている ゲーム開発会社です。
大ヒットとなった、星のカービィシリーズや大乱闘スマッシュブラザーズを世に出すなど、任天堂とはきっても切れない繋がりの強い関係になっています。
そんなハル研究所ですが、実は1度、資金難に陥ったことがあります。
その時、当時プログラマーだった岩田聡氏を社長とすることを条件に、任天堂はハル研究所に資金援助を行いました。
(現在は負債は返済しています。)
当時最大のコンピューター会社だったIBM。そのアルファベットを一文字ずつ前に持っていくとHAL(ハル)となります。IBMの一歩先をいくという願いをこめて、ハル研究所は生まれました。
作られた主なゲームなど
任天堂とハル研究所で作られたゲームには、
- 星のカービィシリーズ
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- ハコボーイシリーズ
などがあります。
そのほかにもMOTHER2の開発にも携わっています。マニアックなところでは、ファミコンミニならぬ、PasoconMiniというミニサイズのパソコンも作っていたりします。
星のカービィシリーズについて、『星のカービィとは?スイッチ(Switch)おすすめゲーム紹介!』で紹介しています。あわせて読んでください。
その他多くのゲームなどの開発実績は、こちらの公式サイトからどうぞ。
星のカービィシリーズでは、隠し要素として、HALという文字が書かれたブロックのある部屋に行けることがあります。
これは、星のカービィシリーズの開発をHAL研究所が手がけていることから、シリーズ恒例の隠し要素として入れていると思われます。
結構探すのが難しいHAL部屋。すべて見つけられることができるでしょうか?
ハル研究所で働く(働いていた)スタッフの方たち
社長・プログラマー
岩田聡氏 (HAL研究所⇒任天堂)
任天堂ファンなら誰もが知っている、天才社長さんですね。
もともとはプログラマーでバールーンファイトのプログラミングや、大乱闘スマッシュブラザーズDXのコードレビューも行っていました。
社長になったきっかけは、前述の資金難に陥ったときです。
その時、任天堂の社長だった山内氏は、岩田氏を社長とすることを条件に、ハル研究所に資金援助を行いました。
ハル研究所の再建に成功した後、山内氏から後継者として指名され、任天堂の社長に就任します。その後の岩田社長の活躍については、『【ファン必見】任天堂の歴史、ゲームソフト、キャラクター徹底解説』の8章以降を参照ください。
ディレクター
桜井 政博さん (HAL研究所⇒有限会社ソラ)
こちらも任天堂ファンには有名な、ディレクターさんですね。
星のカービィシリーズと、大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの生みの親です。
手がけた作品は、
- 星のカービィ
- 星のカービィ 夢の泉の物語
- 星のカービィ スーパーデラックス
- ニンテンドウオールスター大乱闘スマッシュブラザーズ
- 大乱闘スマッシュブラザーズDX
と有名作品ばかりで、全てがミリオン(ただし夢の泉はリメイクを含む)達成という偉業を成し遂げているヒットメーカーです。
会社の枠に縛られずにゲームを作りたいとの思いから、HAL研究所を退社し、現在は有限会社ソラを立ち上げていますが、その後も、
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ(X,for,Special)
- 新光神話パルテナの鏡
など、任天堂ブランドのゲームを多数制作されています。
ゲームの知識も非常に詳しく、ファミ通に記事の連載を持ったり、ゲームの本を出したり、勉強のためのゲームも年間242本以上遊ぶ(PSだけでこの本数なのでSwitchやXBoxを入れるとさらに増えます)という、まさにゲーム星人のような活動をされています。
お仕事もハードにされてゲームもここまでやるとは、いつ寝ているんでしょうか?
また、桜井氏に関する逸話として、端正な顔立ちと、絶対に老けない(どころか年がたつにつれて若々しく見える)ことがよく話題になります。睡眠時間が取れないほどゲームをやっていることからも、冗談半分で吸血鬼と噂されることもあります。
熊崎 信也さん
こちらは知る人ぞ知る方かもしれませんが、桜井氏退社後に星のカービィシリーズの開発指揮をされているディレクターさんです。
桜井氏がハル研究所を退社された後、カービィの開発を引継ぎ、見事に星のカービィシリーズのブランド復興に成功しました。
- 星のカービィWii
- 星のカービィ トリプルデラックス
- 星のカービィ ロボボプラネット
- 星のカービィ スターアライズ
の4つは、熊崎カービィと通称呼ばれていて、マニアックな世界観の設定やキャラクターの描写、特に敵ボスの悲劇的なストーリーなどが特徴的になっています。
一度、星のカービィ25周年記念オーケストラでお会いしたことがあったのですが、メガネの似合うイケメンなお兄さんでした。
サウンドチーム
ハル研究所のゲームミュージックへのこだわりはすごい!
ハル研究所はゲームミュージックへのこだわりが凄い会社でもあります。
最新作星のカービィスターアライズのサウンドトラックを作ったところ、CD6枚組(233曲)というとんでもない量のCDになってしまいました。(商品紹介)
数だけでなくそのクオリティも高く、ユーザーの投票で決めるランキングである、第13回みんなで決めるゲーム音楽ベスト100では、多くのカービィの曲がベスト100に入っています。
そんなサウンドチームで働かれている方を紹介します!
石川 淳さん
1作目の星のカービィからサウンドを担当し、星のカービィシリーズの音楽の生みの親といえます。
ハル研究所サウンドチームでは最年長のようです。
星のカービィ25周年記念オーケストラでステージに立たれていたのですが、寡黙な職人さんっぽい印象の方でした。
安藤 浩和さん
星のカービィシリーズの音楽を『夢の泉の物語』から担当し、今もカービィシリーズの音楽を作り続けています。
星のカービィ25周年記念オーケストラでステージに立たれていたのですが、大柄な身体に似合わず、かなりシャイな性格でした。ナゴという名前のニワトリ(名古屋コーチン)を飼われているそうです。
酒井 省吾さん
もともとはオーケストラの音楽出身の方でした。
縁あってハル研究所に移籍し、大乱闘スマッシュブラザーズDXの音楽制作に携わります。
大乱闘スマッシュブラザーズDXの音楽ってオーケストラっぽいアレンジが多いですよね。
また、糸井重里氏にほれこみ、MOTHER3の音楽も担当されているようです。
そして、星のカービィ25周年記念オーケストラでは編曲を担当されています。
ゲームの音楽を演奏するオーケストラ音楽に落とし込むのは、演奏者の体力なども考えなければならず、かなり難しかったそうです。
星のカービィ25周年記念オーケストラの音楽を聞いてみたい方は、『星のカービィ25周年記念オーケストラコンサートを聴くには&おすすめ曲紹介 』で視聴方法を紹介しているので読んでみてください。
大原 萌(めぐみ)さん
2015年にハル研究所に入社した期待の新人です。
主な担当作品は「カービィ バトルデラックス」や、「はたらくUFO」など。
その音楽の出来は素晴らしく、初作品である「天かける虹」(タッチ!カービィ スーパーレインボー)は、今もファンの支持を集めています。
星のカービィ 30周年ミュージックフェスでは楽曲制作全般を担当されました。
小笠原 雄大さん
彼もまた、「星のカービィ スターアライズ」からカービィサウンドチームに加わった、期待の新人です。
「星のカービィ ディスカバリー」でもサウンド制作を担当されているほか、「星のカービィ 30周年ミュージックフェス」での一部楽曲の編曲も担当されています。
大原さん、小笠原さんと言った期待の若手にも注目です!
ハル研究所と任天堂の関係、作ったゲーム(カービィ・スマブラ)、スタッフなどまとめ
任天堂とタッグを組み、多くの任天堂ブランドの商品の開発を手がけている、ハル研究所を紹介しました。
- 星のカービィシリーズ
- 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
- ハコボーイシリーズ
などを作られている、任天堂とも縁が深い会社です。任天堂ファンの方はぜひ覚えておきましょう。
実は1度、資金難に陥ったことがあります。
その時、当時プログラマーだった岩田聡氏を社長とすることを条件に、任天堂はハル研究所に資金援助を行いました。
その岩田氏は、ハル研究所の社長を経て、山内氏の後を継ぎ、任天堂の社長に就任します。
そして、ニンテンドーDS,Wiiなどのヒットにつなげていきます。
その他、有名なスタッフの方としては、星のカービィと大乱闘スマッシュブラザーズシリーズの生みの親の桜井氏(現在は退社し独立)、桜井氏が退社後、星のカービィシリーズの開発の指揮を取る熊崎氏などがいらっしゃいます。
ハル研究所はゲームミュージックの制作に力を入れており、そのクオリティは必聴です。
ハル研究所の、サウンドスタッフとしては、
- 石川氏
- 安藤氏
- 酒井氏
- 大原氏
などが有名です。
ハル研究所も、任天堂に負けないくらい魅力的なゲーム会社なので、ぜひ一緒に応援してもらえると嬉しいです。
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