桃鉄ワールドを遊んでみたい!でも初心者でも大丈夫?
こんな疑問を抱えていませんか?
本記事では、桃太郎電鉄ワールド~世界は平和で回ってる(桃鉄ワールド)を100年プレイした遠藤ティムが、桃鉄ワールドの魅力や、残念だった点などを紹介します。
読めば、自分が納得して桃鉄を遊ぶことができます。
私自身、実際に100年遊んでみた結果、
- マップが世界になって新たな発見がある
- 平和な世界というメッセージ性が高い
点が素晴らしく感じました。一方、
- コンピューターの思考ルーチンが弱い
点が残念でした。
桃鉄ワールドとは
桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!~(桃鉄ワールド)とは、コナミ製・ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)で発売された、ボードゲームです。
プレイヤーは鉄道会社の社長になって、すごろくの要領でサイコロを振って出目の数だけ進み、目的地を目指します。また、カードやイベントも盛り沢山なので、逆転要素も盛り沢山。通信対戦すれば、駆け引きも楽しめます。
さらに、今までの桃鉄では日本が舞台だったのですが、今回の桃鉄ワールドでは、世界が舞台となり、海外にも行けるようになりました。世界各国の物件情報も盛り沢山なので、地理の勉強にもなるかも。
まだ未購入の方、ぜひ手に取って、遊んでみてください。
関連記事:桃鉄ワールド(スイッチ) で勝てる!秘密の攻略情報まとめ
桃鉄ワールド(スイッチ)の難易度・ボリューム
難易度・ボリューム・システムレビュー
桃鉄シリーズはボードゲームなので、ゲームシステムとしては少々複雑な部類です。
カードの効果や物件の特性を把握する必要があるため、どうしてもシステムは複雑になってしまいます。
ただし、コンピューターはそこまで強くないので、難易度はそこまで高くないでしょう。
ボリュームは100年プレイをした時で30時間ぐらい 。
ちょうどいいボリュームでした。
対コンピューター100年プレイの感想
マップが世界になって新たな発見がある
桃鉄ワールドでは、今までの桃鉄ではなかった、スケールの大きさや新たな発見も楽しめます。
従来は日本地図が舞台ですが、今度は全世界が対象なので、ルールが大きく変わったためです。
例えば、新しいマップなので、戦術を組みなおしたり、物件を覚えたりする過程で、新規要素を楽しむことができます。
桃鉄ワールドを遊ぶためには色々な要素を覚える必要があるため、新たな戦略性を楽しむことができます。
平和な世界というメッセージ性が高い
桃鉄ワールドでは、平和な世界という世界観が強く出ています。
各地で平和の祭典が開かれ、人種や宗教の違いはなく、自由で開かれた世界であることが強調されているためです。
例えば、何気ないロード画面。
そこに出てくるのは、「本作は 地球上のすべての都市が 線路や空路でつながっている平和で自由な世界が 舞台です。」との言葉。
この通り、ゲームのいたるところで平和を強調するイベントが発生します。
開発スタッフの平和への想い、強いメッセージ性が、素晴らしいと感じました。
コンピューターの思考ルーチンが弱い
残念な点としては、最強コンピューターのさくまでもあまり強くないため、対人戦のような駆け引きが楽しめない点がありました。
まだまだ技術的に難しい点があるようで、ゲーム後半になるとある程度思考ルーチンがパターン化してしまいます。
例えば、後半戦では、さくまは進行形カードを買いまくり、目的地に一目散に向かいます。
一見合理的に見えますが、パターンが見えているので先読みしやすく、絶好のカモです。
なので、対人戦に見られる駆け引きを味わえないという欠点があります。
対応策としては、桃鉄はネット対戦に対応しているので、そちらを楽しんでみましょう。
きっとコンピューター戦には味わえない楽しみがあります。
オンライン通信3年決戦の感想
カードの利用限度が3回になり分かりやすくなった
従来の桃鉄では「急行周遊カード」などの周遊系カードが出ていましたが、その使用回数はランダムで、何回使えるか分からなかったです。(大体4~5回)
ですが、今回の桃鉄ワールドでは、使用回数が3回に固定されました。
また、カードの使用回数に目盛がつき、何回まで使ったか分かるようになりました。
そのため、後何回使えるか分からなかった周遊系カードの残使用回数が明確になり、戦略性が上がりました。
具体的には、カードの利用限度が3回になり、特に対人戦での使用回数の読み合いが楽しく、駆け引きの要素が生まれました。
従来の桃鉄では進行形カードが強かったのですが、今回3回に固定されたことも、バランス調整という観点では良かったと思います。
マップが広くなり考える量が多くなった
全世界にマップが広がった影響は3年決戦にも表れます。
駆け引きが多くなり、考える量が増えました。
従来では、1時間~1時間半かかった3年決戦が、桃鉄ワールドでは1時間半~2時間かかるようになったのです。
伸びた時間は30分ですが、考える時間が延びるというのはなかなかしんどい。
対人戦を数戦やりましたが、桃鉄令和では続けて2~3戦できるのに対し、桃鉄ワールドでは1戦するだけで疲れるようになりました。
例えば、各大陸にはカード売り場が豊富、お得な物件駅が多いなど、様々な特徴があります。
目的地に速攻で向かうか、他のところで寄り道してカードを買うかなど、様々な駆け引きが繰り広げられます。
時間が増えるのは良し悪しかもしれませんが、考える事が増えるのは、評価点と考えます。
一部の強力なカードが売り場に出るようになった
一方、対人戦を考えるにあたり、残念な点としては、ゲームバランスが崩壊するほど強力なカードがカード売り場に売られるようになったことです。
対人戦においては、強力なカードを使う方が有利なので、ゲームバランスが崩壊してしまいます。
例えば、目的地に入った人と同じだけの報奨金が入るお殿様カード、報奨金が10~15億程度なのに対し、なんと2億円で買えてしまいます。
また、強奪飛びカードも10億円で買えて3回使えるため、10億円以上の物件があれば、余裕で元が取れてしまいます。
このように、一部のカードが強力すぎて、ゲームバランスに支障をきたしている点が、少し残念でした。
桃鉄ワールドの感想・レビュー・評価まとめ
今回は、桃太郎電鉄ワールド~世界は平和で回っているの、難易度・ボリューム・いい点・残念な点などをレビューしました。
桃鉄シリーズはボードゲームなので、ゲームシステムとしては少々複雑な部類ですが、コンピューターの難易度は低いので、勝つのは容易と思います。
100年プレイをした時にかかる時間は30時間ぐらいで、ちょうどいいボリュームでした。
また、100年遊んだ感想としては、
- マップが世界になって新たな発見がある
- 平和な世界というメッセージ性が高い
- コンピューターの思考ルーチンが弱い
点が印象的でした。
世界をまたにかける社長になって経営をしてみたい方、対人戦でパーティゲームを楽しみたい方、ゆっくり考えながらゲームを楽しみたい方などにおすすめです。
今回の記事を読んで、興味を持たれた方は、桃鉄ワールドを手に取って遊んでいただければ幸いです。