- 知人が麻雀用語を話すけどやってないから意味が分からない。意味を知りたい。
- 麻雀用語をかっこよく使いこなしたい。
この資料リャンメンでコピーしてって言われたけどどういう意味?
実はこれ、もともとは麻雀用語だったんです。
競技人口が多いので、日常でも麻雀用語は使われがちです。
しかし、普段麻雀やらない人からすると、何が何だか分からないですよね。
そこで本記事では、これらの麻雀用語の意味・読み方・使い方を、由来・使用例を交えながら解説します。
この記事を読めば、麻雀をやらない人でも麻雀用語がわかり、日常生活などで使えるようになります。
結論としては、リーチ、テンパる、リャンメン、ワンチャンなどは、全てもとは麻雀用語です。
どんな時に使うのか、見ていきましょう。
麻雀以外のゲームについては、『任天堂のアナログゲーム(花札・トランプ・麻雀・かるた)の世界』で紹介しています。
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日常生活でもよく使う?一般用語になった麻雀用語5選
麻雀用語1. リーチ(立直)
麻雀の基本ルールとして、自分の14枚の牌を特定の組み合わせ(原則、3枚セットの組み合わせが4セット+同じ牌2枚)に揃えたとき、上がることが出来ます。
この上がりを目指して、プレイヤーは1枚牌を引いて、1枚牌を捨てるという交換を繰り返していきます。
ところが、各プレイヤーは13枚しか牌を持てません。
そこで、どうやって上がるのかというと、手持ちの13枚の牌+引いてきた1枚(or他の人が捨てた1枚)で上がることができます。
手持ちの13枚が揃い、後1枚当たりを引けば上がれるとき、プレイヤーは「リーチ(立直)」と宣言できます。(実は出来ない場合もあるのですが、詳細は長くなるため割愛します。)
リーチを宣言することで、得点が2倍になるため、プレイヤーは出来るだけリーチをしようとします。
ここから派生して、あともうちょっとで終わる時やゴールする時をリーチと言います。
麻雀用語2. テンパる
リーチの説明で書いた、後1枚当たりを引けば上がれるとき、戦略上の都合(相手に知られたくないなど)から、あえてリーチを宣言しないことがあります。
ちなみに後1枚引けば当たりの状態をテンパイといい、あえてリーチをかけないことをヤミテンといいます。
ヤミテンをする場合、リーチを宣言しないという戦略上、相手に悟られないようにする必要があります。
ですが、初心者の方はリーチしたという高揚感や得点計算、当たり牌の確認などで頭がいっぱいになり、態度や表情などで他の人に悟られてしまうことがあります。
このように、ヤミテンしているのに、挙動から悟られてしまうことをテンパると表現します。
ここから派生して、日常生活の中でも、大きな負荷がかかって挙動が不審になることを、テンパると言います。
麻雀用語3. リャンメン(両面)
リーチしている状態の時、自分が揃える対象のセットの一部を、2・3と持っていた場合、1か4を引けば上がれますよね。
(1・2・3もしくは2・3・4と揃うため)
ところが、1・2と持っていた場合、3を引かないと上がれません。
(注:説明のため、一部ルールを簡略化して説明しています。)
このような場合、前者の方が当たりの数字が2つある分、有利に待つことができます。
このように、2つの数字で待つことをリャンメン待ち(両面待ち)と言います。
ちなみに、後者のような待ちをペンチャン待ち(辺張待ち)と言います。
ここから派生して、表と裏、両方の面をコピーや印刷をすることを、リャンメン(両面)といいます。
特におじさんは麻雀好きな人が多いので、会社などではよく聴くことが多いでしょう。
また、リャンメン待ちから派生して、2つの狙いを両天秤にかけることを意味する場合もあります。あわせて覚えておきましょう。
麻雀用語4. ワンチャン
リーチしている状態の時、1・2と持っていた場合、3を狙って引く必要があります。
ところが、すでに捨ててある牌の中に3がすでに3枚あった時を考えてみましょう。
実は麻雀では、同じ牌は4枚しかないので、3枚捨ててあるということは残り1枚しか場には残ってないということになります。
このような時、上がれるチャンスは1回しかないことから、ワンチャンス、縮めてワンチャンと言います。
最も、実際の麻雀では、 最後の1枚が相手の手にあるなどでノーチャンスなこともありがちですが。
派生して、1度しかチャンスがない、成功する確率が低いことなども、ワンチャンといいます。
麻雀用語5. オーラス
All Lastの省略形です。
麻雀は、8回以上ゲーム(1局)を行い、その合計点で勝負を競うのですが、その最後のゲームのことをオーラスと言います。
中国由来のゲームなのに、なぜ英語が出てくるのかは謎ですが。
そこから転じて、公演やコンサートの最終日や、クイズの最終問題など、最後を示す場面のことをオーラスというようになりました。
こんな意味だった!役作りに関する麻雀用語
麻雀用語1. チョンボ
麻雀で役がない、もしくはフリテン状態で上がり宣言をすると、チョンボといい反則になります。
フリテン状態の解説は長くなるので割愛します。
気になる方は参考リンクの解説を読んで下さい。
参考リンク:まちゃりさ氏「ズボラでもすてき空間はつくれる」
チョンボになると反則のペナルティとして、8000点失ってしまいます。
このことから、不注意による失敗や、ケアレスミスのことを、チョンボというようになりました。
麻雀用語2. ドラ
ドラとは、その対局におけるラッキー牌のことで、ドラを1枚持って上がると得点が2倍になります。
3枚ドラを持って上がると、なんと2×2×2=8倍になります!
これは大きい!
そんな素晴らしい効果を持ったラッキー牌ですが、上がれないと意味がないうえ、うっかり相手に振り込んでしまうと失点も倍増してしまうという、危険な牌でもあります。
ここから、勝負のカギを握るカードや局面をドラといいます。
麻雀用語3. 裏ドラ・裏が乗る
ドラ表示牌の下の牌を裏ドラといいます。
ゲーム中はプレイヤーは分からず、リーチをかけて上がった場合にのみ、めくって中身を確認することができます。
ゲーム中は裏ドラが何なのか分からないため、戦略には組み込めないのですが、当たればラッキー。
このように、リーチをかけて上がった結果、上がり牌に裏ドラが含まれていることを、裏が乗るといいます。
ここから、何か成功を収めたとき、ラッキーなことが起きて成果が増えた場合、裏が乗るといいます。
麻雀用語4. マンガン(満貫)
麻雀の得点は、翻と呼ばれる、役の数と難しさによって決まる素点をもとに決められます。
(厳密には符もありますが、ここでは説明は割愛します。)
1翻は原則1000点となり、そこから翻が増える度、得点は倍増します。
つまり、2翻で2000点、3翻で4000点、4翻で8000点となります。(子の場合、親はその1.5倍)
しかし、4翻の8000点で、倍増はいったんストップします。
この8000点のことを満貫と言います。
8000点は一般的に高得点であることから、高い点数をとることを満貫ということがあります。
満貫以降の得点がどうなるかというと、このようになっています。(点数は子の場合)
- 4~5翻:満貫:8000点
- 6~7翻:跳満:12000点
- 8~9翻:倍満:16000点
- 10~12翻:3倍満:24000点
- 13翻~:数え役満:32000点
麻雀用語5. ヤクマン(役満)
成立が凄く難しいですが、成立して上がったら(子の場合)32000点取れるという、特殊な役が麻雀にはあります。
そのような役を、役満といいます。(役満の例:国士無双、大三元、四暗刻など)
麻雀における、ロマン技の1つで、役満で上がることを夢見るプレイヤーも多いです。
ちなみに管理人は、国士無双のみ上がったことがあります。
そこから転じ、成立するのは凄く難しいが、成立すればものすごく強い技のことを役満ということがあります。
ちなみに、任天堂の麻雀牌および麻雀ゲームのブランド名としても、「役満」は使われています。
日常で使う麻雀用語!どんな意味?由来と使い方解説のまとめ
日常でも使用する麻雀用語としては、以下の5つを覚えておくと、会話がスムーズにできます。
- リーチ:あともうちょっとで終わる、ゴールすること
- テンパる:大きな負荷がかかって挙動が不審になること
- リャンメン:表と裏、両方の面をコピーや印刷をすること、2つの狙いを両天秤にかけること
- ワンチャン:1度しかチャンスがないこと、成功する確率が低いこと
- オーラス:最終日や最後の場面のこと
また、役作りに関する麻雀用語として、以下の6つを覚えておきましょう。
- チョンボ:不注意による失敗や、ケアレスミスのこと。
- ドラ:得点が2倍になるラッキー牌のこと。
- 裏ドラ:ドラと同じく得点が2倍になるラッキー牌のこと。ただしゲーム中は見れない。
- 裏が乗る:何か成功を収めたとき、ラッキーなことが起きて成果が増えること。
- 満貫:4翻以上つき、得点が8000点になること。
- 役満:成立するのは凄く難しいが、成立すればものすごく強い役(転じてロマン技)のこと。
結構日常で使われている言葉でも、麻雀由来の言葉がありましたね。
今回の記事をきっかけに、普段麻雀をされない方も、麻雀用語を使ってみてはいかがでしょうか?
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