イラストレーターに依頼したいけど、個人で依頼できるの?
依頼できても、ちょっと勇気が必要だよね。
こんな悩みを持っている方いませんか?
確かにイラストを描くコツはあっても、イラストレーターさんに依頼するノウハウってあまりないので、ちょっと怖いですよね。
そこで本記事では、これからイラストを依頼したい方に向けて、私の経験をもとに、依頼者の観点からの注意ポイントを記載します。
また、個人がイラストレーターに依頼する際の流れを紹介します。
今回は前編ということで、イラストレーターさんに依頼をする前の、事前準備について紹介します!
依頼者側が気を付けることで、
- イラストレーターさんに気持ちよく仕事をしてもらえる。
- イラストのクオリティが上がるので発注者側もプラスになる。
と双方にメリットがあります。
読めば、あなたも勇気とマナーをもってイラストレーターさんに依頼できるでしょう。
結論としては、依頼の流れは、
- イラストレーターさんを探す (本記事の記載範囲)
- 仕様を提示・整合する (本記事の記載範囲)
- 著作権・使用権の整合 (本記事の記載範囲)
- アイデア・参考資料出し (次回公開予定)
- イラストレーターさんに依頼 (次回公開予定)
- ラフ案・下絵の修正 (次回公開予定)
- イラストの最終確認 (次回公開予定)
- イラストの完成 (次回公開予定)
- (Want) イラストレーターさんの宣伝(次回公開予定)
となります。
イラストの依頼を考えている方は、ぜひ一読してから、依頼ください!
イラストを依頼する上での注意点
イラストを描いてもらう上で、いくつか注意点があります。
これらを把握したうえで、イラストレーターさんに依頼をしましょう!
完成イメージの100%は依頼者にしか分かりません
初心者の方は、イラストレーターさんに依頼すれば完成度100%のイラストができると考えてしまいがちです。
実際に私もそう考えていました。
しかし、完成イメージ100%のイラストは、依頼者の頭の中にしかありません。
それをイラストレーターさんに伝えることで、始めて完成度の高いイラストになります。
具体化および文章化して相手に伝えることは難しいけれど、できるだけ100%を目指して伝えられるよう、頑張りましょう。
80%自分のイメージを伝えられたら合格点
上記と矛盾する話かもしれませんが、依頼者の100%のイメージをイラストレーターさんに伝え、トレースすることはできません。
仕上がりは80%イメージを伝えられたら合格点、残り20%はイラストレーターさんの持ち味と考えましょう。
その方がお互い楽に進められます。
無償で依頼はしない
相手に相応の工数がかかっている以上、無償での対応は原則不可能です。
無償で要求するとそれだけでイラストレーターさんのモチベーションが大幅に下がり、クオリティも落ちてしまいます。
相応の対価を支払いましょう。
ではいくらが相応なのかというと、依頼内容やイラストレーターさんの経験によって変わるので、一概に相場を決めるは難しいです。
事前に見積もりを取って、判断しましょう。
依頼者も相応の工数がかかる
イラストレーターさんにお願いすれば後は丸投げしてもやってくれると思いがちですが、実際は相応の苦労が必要になります。
理由として、クオリティの高いイラストを作ろうと思ったら、依頼者も相応の工数・気合が必要になるためです。
例えば、依頼者側の仕事としては、参考資料の提示や下書きのチェック・修正依頼などがあります。
イラストレーターさんと一緒にいい作品を作り上げていくという気持ちで、依頼者側も相応の工数を見積もりましょう。
イラストレーターさんへ依頼する前の手続き
ここからは、イラストレーターさんへ依頼する前の手順を紹介します。
事前準備が大事です。
しっかり読んで、準備しましょう。
イラストレーターさん探し
イラストの第一歩は、イラストレーターさん探しから始まります。
個人でイラストレーターさんを探すのはハードルが高いですが、ココナラなどであれば、個人でも依頼できます。
実績・ポートフォリオ・得意分野・人柄などから依頼するイラストレーターさんを絞っていきます。
上記も大事ですが、最終的にはご縁とフィーリング。
自分の書いてもらいたい絵柄に合わせたイラストレーターさんを選びましょう。
依頼が始めてという方は、多少高価ですが経験豊富なイラストレーターさんにお願いした方が、リードしてもらえるという意味で安心です。
調査の結果、私はプロのイラストレーターの「ことねぎ」さんに、白羽の矢を立て、依頼しました!
ことねぎさんは、
- かわいいイラストが得意
- ゲームイラストの経験がある
- 任天堂のゲームが好き(任天堂の魅力を理解してもらっている)
- プロとして相応の経験がある
と、任天堂ブログのマスコットキャラクターを描いてもらうには、ピッタリの逸材。
よくこんな凄い人見つけられたね!
前述の通り、最終的に決めるのは人の縁。
事前に色々話す機会があって、依頼させてもらったよ!
ことねぎさんの、プロフィールはこちら!
・ハンドルネーム:ことねぎ
・ホームページ:https://twitter.com/KotoNegi_6owo6
・得意なイラスト:ゆるかわいいイラスト、VTuberさんの立ち絵デザイン
・イラストのこだわり:かわいいと癒しを研究しています。形にできていたら嬉しいです。
・ブログ読者に向けて一言:個人依頼もどしどし募集しています!まずはお気軽に相談からどうぞ!
仕様を提示・整合する
イラストレーターさんが決まったら、次はイラストの仕様書作成です。
デザインの方向性や、イラストを作る目的、デザインの要件などをまとめていきます。
もちろん価格や希望納期も大事です。
私が仕様書に書いたのは以下の通り。
- デザインのざっくりした方向性
- デザインの主な使用用途
- 予算
- 希望納期
- 自分の顔写真(顔のアイコンを描いてもらうため。)
- 個人情報の取り扱いについて
- (参考)私の好きなコンテンツ(ゲーム・アニメ)
- (参考)制作にあたっての意気込み
後々認識に齟齬が無いよう、依頼前に書面ベースで、しっかり整合しましょう。
制作にあたっての意気込みは、マストではありませんが、あるとイラストレーターさんも心情を汲んでくれて、いい仕事してもらえると思います。
著作権・使用権の整合
仕様とあわせて著作権・使用権についても事前の打ち合わせをおすすめします。
えー、そんな堅苦しいやりとり、いやだよー
イラストには著作権の問題は必ずついて回るよ。
堅苦しいかもしれないけれど、しっかりやっておこう!
著作権・使用権・使用する範囲については、依頼者とイラストレーターさんで書面にてやり取りするのが望ましいです。
整合しておいた方がいい内容は、おおむね以下の通り。
- 著作権の帰属先
- 使用権の帰属先
- 著作物の利用範囲(何に使うか)
- 商用利用の可否
- コピーライトの表記の有無
- イラスト改変の可否
完成したイラストの著作権は、原則としてイラストレーターさんが持ちます。
なので、完成したイラストを勝手に変更するのはNGです。
(著作権の譲渡を受けた場合を除きますが、著作権の譲渡にはイラストの10倍以上の価格がかかるのが相場です。)
個人案件ではまず難しいので、著作権はイラストレーターさんが持つと覚えましょう。
また、完成したイラストは、事前に整合した範囲で使うのが原則です。
あらかじめ依頼者が指定した内容以外に使う(2次利用)のはNGとなります。
(例えば、twitterなどのアイコンに利用すると話していた場合、グッズなどの商用利用することはNGです。)
たとえ、2次利用の許可をもらっても、利用前後で相談・報告するのがマナー。
イラストレーターさんと信頼関係を保つためにも、しっかり伝えましょう。
これらの準備がそろったら、いよいよ依頼して、制作開始だよ!
イラストレーターさんに依頼する際の注意点・準備まとめ
今回は、個人がイラストレーターさんに依頼する上での、注意点および、依頼前の準備の方法についてお話ししました。
思ったより結構大変だったよー
そうだね。
でもキッチリ仕事してもらうためには、こんな準備が必要なんだ。
イラストレーターさんに依頼する上での注意点としては、
- 完成イメージの100%は依頼者にしか分からない
- 80%自分のイメージを伝えられたら合格点
- 無償で依頼はしない
- 依頼者も相応の工数がかかる
などがあります。
また、依頼前の事前準備としては、
- イラストレーターさんを探す
- 仕様を提示・整合する
- 著作権・使用権の整合
などがあります。
これらに注意すれば、イラストレーターさんは動きやすくなり、結果としていいイラストを描いてもらえるはずです。
ぜひ、個人でも怖がらずに、イラストを依頼してみてください!
次記事では、実際にイラストを依頼後の手順について紹介します。
あわせて読んで、自分のイメージに沿ったイラストを描いてもらいましょう!