- 最近のゲームが複雑なのでシンプルなシミュレーションゲームをしたい方
- 低価格でやりこみできるゲームを探している方
- シンプルな分ゲームテンポが非常に良い
- できることが多い
- 作物・料理の作れる種類が多くやりこみ要素が豊富
- 作物を使い分けるメリットが少ない
- 誘導はあるもののやや不親切
みなさん、インディーズのゲームってされてますか?
インディーズゲームは大手会社が作ったゲームでなく、小さい会社やグループが作ったゲームのことを指します。
大手のゲーム会社のように凝ったグラフィックのゲームは作りにくいですが、価格が安かったり内容がシンプルでやりやすいのが特徴です。
また、大手では作れないような変わった発想のゲームができるのも魅力です。
有名になった「マインクラフト」なんかも、元はインディーズゲームですね。
今回は、ニンテンドースイッチで遊べるインディーズゲームの農場経営シミュレーションゲーム、「ハーヴェストグリーン」をレビューします。
この記事を読めば、自分がハーヴェストグリーンを買うべきかわかると思います。
結論としては、非常にシンプルでグラフィックも簡素なので人を選ぶと思うのですが、シンプルな分テンポよく進むので、テンポのいいシミュレーションゲームを探している人におすすめします。
ハーヴェストグリーン以外の経営シミュレーションゲームは、『Switch(スイッチ)おすすめ経営シミュレーションゲーム5選』で紹介しています。こちらもあわせてどうぞ。
この記事を書いた私のプロフィールは、以下の通りです。
<遠藤ティムのプロフィール>
- ファン歴30年オーバーの任天堂ファン
- 遊んだニンテンドースイッチのゲームは100本以上
- 語れる任天堂豆知識は200個以上
- ブログ村任天堂カテゴリ1位
- ゲームの腕はいまいち
の任天堂ファンブロガー&ゲーム解説者。
私は30年以上任天堂ファンをしてきました。
すべての任天堂ファンに役立つ情報をお届けします。
ハーヴェストグリーンの特徴・いい所
シンプルな分ゲームテンポが非常に良い
このゲームの最大の特徴でもあるのですが、大手の農場経営シミュレーション(牧場物語など)と違い、フィールド画面が登場せず、テキストベースでゲームが進行します。
(イメージはSwitch版の公式ページのスクリーンショットを見て下さい。)
フィールド画面がないので、少々ゲームとしては味気ないのですが、水やりやフィールドをうろつく、住民に話しかける必要がないため、1日の時間の流れがサクサク進み、テンポが非常に良いです。
長いロード時間なども必然的にないため、サクサクとプレイできるのも魅力です。
このぐらいシンプルなシミュレーションゲームって、昔は結構あったのですが、令和になってからゲームの性能アップに伴って最近はほとんど見なくなってしまいました。
プレイしていて懐かしい気持ちも出てきます。
シンプルなつくりの分、1320円という低価格なのも嬉しいポイントです。
住民に話しかけるなどのルーティン作業が好きな人にはマイナスですが、シミュレーションに集中したい人には、テンポがいいことは非常にプラスです。
グラフィックなどはほとんどないので、皆におすすめということはできないのですが、一昔前のシンプルなシミュレーションゲームが好きな人にはおすすめです。
始めはできることの多さに戸惑うがやりこむと理解できるシステム
シンプルなゲーム画面とは裏腹に、できることは、
- 作物を育てる
- 畑を耕す
- 資材を集める
- 鉱山を掘る
- 休憩をする
- 友人と交流をする
- ショップで買い物をする
- 料理をする
などと、非常に多いです。
できることが多いので、始めは戸惑うのですが、やっていくうちに自然と進め方を理解できるようになってきます。できることが多いので、ゲームとしての自由度は非常に高いです。
豊富なランダムイベント
ランダムで発生するイベント会話が多いので、飽きが来ないようになってます。
話は単純な日常の会話がメインですが、1会話ごとにオチも用意されていますので、読んでて楽しい作りになってます。
ゲーム自体は単調なため、会話イベントがゲームのメリハリに貢献しています。
欲を言えば、ランダムイベントでプラスの効果(有効度のアップなど)があるとよかったかもしれません。
作物が大量に出て収集要素が多い
登場する作物が240種類、料理も243種類と非常に豊富なので、全部作ったり料理したりしようとすると、非常に大きなボリュームになります。やりこみ要素としても、非常にやりごたえのあります。
また、作物は品種改良することで、上位の作物にランクアップできるので、上位主目指して作物を品種改良するなどの奥行きもあります。
ハーヴェストグリーンのSwitch版とスマホ版の違い
Android版からSwitch版でUIが大きく進化、非常に遊びやすい操作性
地味ながらシミュレーションゲームに必要不可欠な操作性。
Android版では一部操作に違和感のある所もあったのですが、Switch版ではボタン操作ができるようになり、操作が非常に快適になってます。
コマンドを十字ボタンorスティックで選んで、Aボタンで決定、Bボタンでキャンセルという、基本的な操作性になっているので、遊びやすいです。
なので、これから始められる方は、少々値が張ります(Android版550円、Switch版1320円)が、Switch版をプレイされることをおすすめします。
ハーヴェストグリーンの 少し残念に感じた点
作物を使い分けるメリットが少ない
先ほど紹介したように、このゲームでは非常に多くの作物が出てきます。ですが、作物ごとの個性が微妙で、春・夏・秋・冬の植える季節の違い位しか個性が出ないので、何を植えても同じ結果になりがちです。
なので、次はこの作物を作ろうというモチベーションが、あまりわきにくいです。
収穫できる作物は違っていたり、作れる料理に違いは出たりするので、普段料理に使う作物を中心に、1つの作物を育てたほうが攻略は楽かもしれません。
誘導はあるものの、やや不親切
このゲームはできる選択肢は多いものの、何を選んだらいいかなどのヒントも存在しないので、特に序盤のうちは手探りで進めていかないといけないです。
広場の掲示板を見るとヒントはあるにはあるのですが、情報が断片的で、基本仕様もわからないので、手あたり次第コマンドを選ぶだけになってしまいます。
そして序盤の立上げ方をミスってしまうと、拡張が出来なくなってしまうので、詰むことはないにしてもひたすら単調な作業の繰り返しになりがちです。
せっかく会話シーンが豊富なので、もう少し序盤の誘導やヒントを書いてもらえたらなと思いました。
『 ハーヴェストグリーン(Switch)序盤攻略(~3年目冬) 』で、序盤の進め方のヒントをまとめました。
序盤は体力が少ないので、いかに効率よく体力を上げられるかが攻略のカギとなります。
立上げに困ってる方はどうぞ!
能力アップの効果が地味で効果を実感できない
このゲームは料理や畑への投資などをすると、レベルアップして出来る料理が増えたり、作物の売値が高くなったりできます。
ですが、このレベルアップの効果が地味で、効果をあまり実感できないため、あまり成長している感じがしませんでした。前述の通り、野菜の使い分けなどの戦略などもあまりないので、単純な作業の繰り返しになってしまいがちです。
シミュレーションゲームは、レベルアップする⇒できる要素が増える⇒さらにレベルアップする、の繰り返しが醍醐味なので、ここはもう一要素欲しかったです。
多少の粗はありますが、1320円でこの出来は非常にコスパ〇
ハーヴェストグリーンの特徴と、いいところ、悪いところを紹介してきました。
インディーズゲームなので、少々粗い点もありますが、シンプルなシミュレーションゲームの特有のテンポの良さは、大手ゲームに出せない魅力だと思います。
最近のゲームが複雑なのでシンプルなシミュレーションゲームをプレイしたい方や、単純にやりこめるゲームを探している方には、ぴったりなゲームです。
価格も1320円と比較的安価なので、試しにプレイしてみるにもちょうどよいと思います。
ぜひ興味があれば、手に取ってみてください。
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