- 経営に携わるシミュレーションがやりたい方
- 細かい箇所まで自分のこだわりを再現できる
- 損益計算書・貸借対照表などがあり会計の勉強になる
- 観光というわかりやすいモチベーションがあり励みになる
- ある程度線路を設置するとやることがなくなる
- 街の発展の度合いを自分で調整できない
- ダイヤなどの細かい調整が面倒
会社経営に携わりたい。
特に会社に勤めている方は、一度はそう感じるのではないでしょうか?
そのような方に、ゲームの「A列車で行こう」シリーズをおすすめします。
本記事では、最新作「A列車で行こう はじまる観光計画」の良い点・悪い点などをレビューします。
読めば自分が本作を楽しめるか判断でき、買い物で失敗して時間とお金を無駄にすることが無くなります。
結論としては、「A列車で行こう はじまる観光計画」は、鉄道会社経営の細かいところまでシミュレーションできるので、会社経営を体験してみたい方、経営の勉強をしたい方におすすめです。
その他の経営シミュレーションゲームをしてみたい、そんな人は『Switch(スイッチ)おすすめ経営シミュレーションゲーム5選』をどうぞ。
経営シミュレーションゲームを5つ紹介しています。

この記事を書いた私のプロフィールは、以下の通りです。

<遠藤ティムのプロフィール>
- ファン歴30年オーバーの任天堂ファン
- 遊んだニンテンドースイッチのゲームは100本以上
- 語れる任天堂豆知識は200個以上
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- ゲームの腕はいまいち
の任天堂ファンブロガー&ゲーム解説者。
私は30年以上任天堂ファンをしてきました。
すべての任天堂ファンに役立つ情報をお届けします。
A列車で行こう はじまる観光計画とは
ゲーム情報
タイトル | A列車で行こう はじまる観光計画 |
対応ハード | Nintendo Switch Steam |
発売日 | 2021/3/12 |
メーカー | ARTDINK |
ジャンル | 経営シミュレーション |
対象人数 | 1人 |
オンライン通信 | 非対応 |
CERO | A(全年齢対象) |
公式サイト | こちらからどうぞ! |
A列車で行こう はじまる観光計画は、鉄道経営シミュレーション「A列車で行こう」シリーズの最新作です。
プレイヤーは鉄道会社の社長となって、とある街の鉄道運営に携わりながら、街ごとに示された課題をクリアしていきます。
今作では特に観光にフォーカスされていて、多くの人を呼び込む観光都市を作るのが目的となっています。
鉄道運営と言っても、鉄道路線の作成や、鉄道の配置、子会社の配置、株の売買などやることは多岐にわたります。
後述する損益計算書・貸借対照表などもあり、経営シミュレーションとしてはかなり本格的です。

A列車で行こう はじまる観光計画の難易度・ボリューム
難易度・ボリューム・システムレビュー
A列車で行こう はじまる観光計画は、本格的な経営シミュレーションが楽しめる反面、システムがかなり入り組んでいて複雑になっています。
はじめてのプレイだと、システムを理解するだけで大変だと思います。
ただし、チュートリアルもついているので、決して理解できないということはありません。

何回もやって、覚えていきましょう。
一方、システム面が難しいものの、ゲーム自体の難易度はそこまで高くありません。
慣れてくると達人モードでも攻略はしやすいと思います。
ボリュームについては、チュートリアル含め9本のシナリオがあり、シミュレーションゲームとしては十分な量があります。
難易度も3段階から選べるので、ボリューム不足に悩まされることはないでしょう。
A列車で行こう はじまる観光計画の良かった点
細かい箇所まで自分のこだわりを再現できる
本作は出来ることが非常に多く、細かい箇所まで自分のこだわりを再現できます。
メインの鉄道運営に限ってみても、
- 路線の設定
- 駅の設置
- 列車の配置
- ダイヤの設置
- 営業日・営業時間の設定
- 貨物線の運航
などできることはとても多岐にわたります。



自分好みの運行計画を作って、列車を走らせたい。
そんな希望のある方に、満足いく仕上がりになっています。
損益計算書・貸借対照表などがあり会計の勉強になる
鉄道会社として列車の細かい運用を実施できる反面、経営シミュレーションとしても非常に細かいところまで再現されています。
中でも、会社経営になくてはならない、損益計算書・貸借対照表もしっかり再現されています。



ここまで再現しているゲームも、そうないのではないでしょうか。
自分のアクションで損益計算書を赤字から黒字に変えていくのは、会社経営の醍醐味になりますし、やりがいがあります。
資料自体は難しいので、読んですぐに理解するのは難しいのですが、ゲームを進めていくうちになんとなく理解できるので、会計の勉強にもなります。
観光というわかりやすいモチベーションがあり励みになる
本作は、観光に焦点を当て、列車網をつないで、街にある観光資源へのアクセスを増やすことが目的となっています。
観光資源へのアクセスの人数は数字となって表れるので、モチベーションアップにつながります。
また、わかりやすい目標が増えたので、ただ街を大きくするだけだった前作より、方針が定めやすくなっています。
今までありそうでなかった観光というテーマですが、アクセントとして上手く機能しているように思います。
A列車で行こう はじまる観光計画の残念だった点
ある程度線路を設置するとやることがなくなる
A列車で行こうシリーズに共通する問題点なのですが、序盤のうちは交通網をひいたりダイヤを考えたりして忙しい反面、後半になってくるとやることがなくなってしまうという問題があります。
序盤に設計した交通網を眺めながら、30分〜1時間ほど画面を眺めているだけということも珍しくありません。
時間の流れを速くする高速化機能はあるのですが、それでも待っている手待ち時間は長くなってしまいます。
何か後半にやることや、長時間スキップして時間を飛ばす機能があってもよかったかもしれません。
街の発展の度合いを自分で調整できない
本作では鉄道網を発展させると、街が都会化されていくシステムになっています。
ただし、街づくりシミュレーションではないので、街の発展度合いを自分で調整できません。
そのため、観光名所だった田舎のさびれた温泉街が、マンションの立ち並ぶ街になってしまうことも。



ゲームシステム上仕方がないのかもしれませんが、少し味気なく感じました。
街の発展度合いを抑制するオプションなどあれば、よかったかもしれません。
ダイヤなどの細かい調整が面倒
A列車で行こうシリーズの魅力に、ダイヤなどの細かい設定を自分好みにカスタマイズできることがあります。
一方で、鉄道の1本1本の細かいダイヤまで設定するので、煩わしくなってしまうかもしれません。



そもそも鉄道のダイヤ設定なんて社長の仕事なの?
とツッコミを入れたくなることも。
ダイヤは多少いい加減でも攻略には支障がないので、はじめのうちは細かい設定に気をとられず、大まかに進めていきましょう。
A列車で行こう はじまる観光計画の評価まとめ
本作では、A列車で行こう はじまる観光計画の良い点・悪い点などをレビューしてきました。
プレイヤーは鉄道会社の社長となって、とある街の鉄道運営に携わりながら、街ごとに示された課題をクリアしていきます。
今作では特に観光にフォーカスされていて、多くの人を呼び込む観光都市を作るのが目的となっています。
- 細かい箇所まで自分のこだわりを再現できる
- 損益計算書・貸借対照表などがあり会計の勉強になる
- 観光というわかりやすいモチベーションがあり励みになる
などの点がよく、会社経営を体験してみたい方、経営の勉強をしたい方におすすめの1本です。
一方、細かい点ですが、
- ある程度線路を設置するとやることがなくなる
- 街の発展の度合いを自分で調整できない
- ダイヤなどの細かい調整が面倒
などの点が気になりました。
細かい調整は面倒ですが、プレイに支障はないので、始めのうちはおおまかに設定していきましょう。
鉄道運営や会社経営が好きな方は、確実にハマる1本だと思います。



興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてください。


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